「Connect! Nortel テクノロジー&ソリューション 2007」
イベントレポート

イベントの全景写真2007年7月10日ゲートシティホールにて「Connect! Nortel テクノロジー&ソリューション 2007」が多数のお客様をお迎えして開催されました。「Hyperconnectivity」をテーマに、WiMAXユニファイドコミュニケーションWebアプリケーションの高速化製品など、ノーテルの最新の技術とソリューションをご紹介しました。

冒頭には、テレビや新聞など様々なメディアで活躍されている日本経済新聞社論説委員である関口和一(せきぐち・わいち)氏による基調講演が行われました。

ここでは、反響の大きかったこの基調講演についてさらに詳しくレポートいたします。

<基調講演 テーマ>  「Web2.0時代のネットワーク戦略」
<講師>
関口 和一氏
日本経済新聞社 産業部編集委員兼論説委員
関口氏の講演風景写真

冒頭、関口氏は欧米におけるメディアの再編について触れ、インターネットが社会のインフラやビジネスのプラットフォームとなったことを受け、同業同士がコンテンツを統合し、情報発信力やメディアとしてのプレゼンスを高めていく水平統合型の提携や合併が増えていると指摘しました。

また、米国では今、バブル期に次ぐ新しいネット革命が進行していることや、「Web2.0」の新しい動きが莫大な通信需要を生んでいることを指摘。さらに携帯端末を中心とする「Mobile2.0」という新しい革命が始まっていることについても説明しました。Web2.0はネットの向こう側にあるサーバーの進化であったのに対し、Mobile2.0ではWeb2.0の進化を前提に再び手元の端末が進化し始めていると指摘した。つまりパソコンによるWeb1.0の革命はネットワーク上の仮想世界の広がりだったのに対し、携帯端末を中心とする新しい革命は、GPS(全地球測位システム)や2次元バーコードなどのセンサー技術を応用し、ネット上の仮想世界と我々が生活する現実の世界とを融合させた、と述べています。

さらに携帯電話とIPネットワークの観点では、FMC(Fixed Mobile Convergence)が注目されると述べた。FMCでは携帯端末に携帯電話と無線LANの両方の機能を入れることにより、屋内ではIP電話、屋外では通常の携帯電話としてシームレスに使えるようになる。最近は家庭やオフィスの中で携帯電話で話す人が増えているが、それをIP電話に振り替えることによって、劇的に通信コストを下げることができると強調しました。すでに欧州ではFMCサービスが広がりつつあり、日本では「Wi-Fi」や「Mobile WiMAX」といった高速無線インフラの整備が遅れていると指摘しました。FMC技術に象徴される様々な「デジタルコンバージェンス」が今後さらに進むことで、従来のP2P(Person to PersonあるいはPeer to Peer)のコミュニケーションから、機械と機械あるいは人間と機械がコミュニケーションするM2M(Machine to MachineあるいはMan to Machine)の世界が広がるだろうと述べました。

2010年は日本における「完全デジタル元年」と言われています。そのころにはアナログ放送が地上デジタル放送に転換され、3000万回線が光ファイバに置き換わり、いよいよNTTのNGN(Next Generation Network)がスタートします。最後に関口氏は2010年を契機として日本の通信環境は劇的に変わるだろうと指摘、それまでに法制度やサービス体系などの抜本的な見直しが必要だと強調しました。より安く、使いやすく、シームレスにどこでも使えるネット環境をいかに作っていくのか。そのためには携帯電話や固定電話、音声通話やデータ通信といった縦割りで考えるのではなく、それぞれがIPで融合し合うネットワーク環境づくりを目指すべきではないかと最後にまとめました。

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