2008年1月10日
2008年 年頭所感
ノーテルネットワークス株式会社 代表取締役社長
平松 敏之
2008年は、日本の金融業界にとっては波乱の幕開けとなりましたが、通信業界においては、厳しいビジネス環境の中にも変化と飛躍への礎となる重要な年になると考えます。3月にはNTT東西による次世代ネットワークが始動し、その他の事業者においてもNGNの整備が一層加速されます。昨年12月には総務省による次世代高速無線通信サービスの免許が交付され、無線通信における高速・大容量化の流れを疑う余地はありません。
このような大きな胎動の中で、ノーテルは、キャリア向け次世代ネットワーク、ワイヤレス・ブロードバンド、ユニファイド・コミュニケーション、企業向けネットワーク、そしてサービスという重点分野を引き続き強化していくとともに、NGNへの大きな流れを支援するソリューションの提供に尽力していきます。
NGN
ノーテルは、NGNを支えるインフラとして、有線・無線の両方で、高速・大容量化を進めるために、よりシンプルでコスト効率のよいソリューションを提供します。通信事業者のアクセス網におけるIP化を迅速に進めるために、セキュリティの確保とともに、複雑さを排除し、管理しやすいシンプルな構成が必要です。そこにノーテルが長年培ってきた光伝送技術とIP技術を融合したPBTの新しい技術が適応していくでしょう。すでに世界ではブリティッシュテレコムなどで採用が決まっていますが、このPBTは弊社の開発者による高度な技術力により、アクセス網におけるこれまでの課題を克服する解になると確信しています。また通信事業者におけるコア・ネットワークの高速化を支援する40ギガのネットワーク・ソリューションを積極的に展開していきたいと考えます。
ワイヤレス・ブロードバンドの分野では、先にも述べたようにWiMAX、LTE、UMBといった次世代技術が採用段階に入ってきました。ノーテルはOFDM-MIMOを基盤としたこれらの技術を、約8年前から開発を進めており、昨年末までに実証実験などを含めて多くの実績をすでに積んでいます。これらの実績をもとに、実用化を進める事業者に、積極的な技術支援とソリューションの提案活動を行っていきます。デジタル時代とは異なり、無線通信網におけるオールIP化の時代には、端末やソフトウェアも含めた通信分野の垣根を越えた連携も不可欠となるでしょう。さまざまなグローバル企業との提携とエコシステムの形成、そして世界市場での実績はノーテルの大きな強みといえます。
企業ネットワーク戦略 UCと仮想化
次世代網の構築が進む一方で、企業ネットワークにおいては、ユニファイド・コミュニケーションなどの導入がいよいよ本格的に検討されると考えます。台頭するBRICSなどの市場に対して、国際競争力を高めるためには、コスト効率の良い企業経営と生産性の向上が急務となります。企業は、迅速な意思決定、情報の共有などを支えるコミュニケーション分野への投資をさらに強化していきます。刻一刻と変わる情勢を、いかに迅速につかんでビジネスを進めていくかが、かつてないほどに重要になります。ハイパーコネクティビティー時代においては、デバイスに依存しないネットワークを構築していく必要があります。
企業ネットワークにおいてはさらに、セキュリティの強化とバーチャライゼーションによる効率化が進んでいきます。その中でデータセンターの役割はますます重要になるでしょう。ノーテルは、次世代データセンター向けソリューションの提供を通じて、高速化、冗長化、そして仮想化の実現に貢献してまいります。
サービス分野においては、ノーテルの技術力を活かし、これまで以上に、多様化するニーズに応えていけるサービスの提供に努めていきます。
パートナーシップの強化
今後のビジネスの展開には、国内外でのパートナーシップが鍵となります。先にも述べましたように、ノーテルの持つさまざまなグローバル企業との連携とエコシステムの形成を今後も活かしながら、国内においては通信事業者の分野での東芝、沖電気などの国内有力企業とのパートナーシップによる相乗効果を図っていきます。また、企業向けビジネスにおいては、成長分野における戦略的なパートナーシップを進めたいと考えます。
最後に、今年も、社員の一人ひとりが営業マインドを持ち、常にニーズと向き合うことで顧客満足度の向上に努め、この変化の年を成長と飛躍に繋げていきたいと思います。
Nortelについて
Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、グローバルビジネスの強化・促進、機密情報のセキュリティ保護に努め、人々の生活をより豊かにしています。通信事業者と企業の双方に向けたNortelの次世代技術は、ネットワークの簡素化により、アクセスおよびコア・ネットワークの接続、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションへの対応、効率性やスピードならびにパフォーマンスの向上における障害の削減を行い、情報と人々を結びつけています。Nortelは、世界150ヵ国以上で活動を展開しています。詳細な情報に関しては、www.nortel.com をご覧下さい。また当社に関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。
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